0495
八重岸辺の桜葉
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0495
・岸辺八重桜葉 |
Kishibe-no-yae-sakuraba |
(関東) |
【花】 |
藤色〜紫色を帯びる紅色の重ねの多い八重〜千重咲き。鋸歯弁。弁中央には薄く白筋がまばらに入る。中輪、3〜4月春咲き。 |
【葉】 |
二重鋸歯の桜葉、葉脈が隆起して目立つ。広楕円形、中型、波曲したりしなかったりとみだれる。 |
【樹】 |
立性。強いようだ。 |
【来歴】 |
私方では資料不足のためわかりませんが、『ツバキ・サザンカ名鑑』には神奈川の岸由郎の作出で‘岸辺の桜葉’という品種がある。しかし、花形は一重でまったく異なる品種。 |
【備考】 |
【来歴】に挙げたように資料不足。しかし、本種は数あるツバキ園芸品種の中でも少ない「桜葉」品種であるばかりでなく、貴重な「鋸歯弁」品種でもある。さらに紫色を帯びて咲くということで、珍しさ一級品種であると思う。 |
【参考】 |
椿華園『新潟の椿』カタログ、平成13年秋〜平成14年春号、第26号(椿華園通信販売部2001年)
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2003.05.26.記