0219

覆輪春の台

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0219

・覆輪春の台

Fukurin-haru-no-utena

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【花】

桃地に紅〜濃紅の縦絞り〜小絞りと白覆輪が入る八重、蓮華咲き、スマートな筒しべ、大輪、4月春咲き。

【葉】

楕円形、中型。‘春の台’に同じ。

【樹】

立ち性。

【来歴】

‘春の台’の枝変り白覆輪。
その他は私方では資料不足。

【備考】

江戸期より受け継がれた名花‘春の台’の枝変り白覆輪。 ‘春の台’の縦絞りは比較的安定していて、枝変りは起こりにくいと思われるが、 本種は見事に桃地白覆輪となっており、色合いも美しい。
‘春の台’にはこの他に枝変り紅花の‘赤椿’(最近では‘赤春の台’の名が一般的)がある。
私方で栽培している固体は花に少々ウイルス斑が現れる。

【参考】

『ツバキ・サザンカ名鑑』(日本ツバキ協会編、誠文堂新光社、1998年)

2003.07.22.記