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0045
・エレガンス・シャンペン |
Elegans Champagne |
(USA1977) |
【花】 |
白色の八重咲で、牡丹咲き〜大唐子咲になる。旗弁はややクリーム色を帯びるが、苗木では弁化しきれず葯が混ざることが多い。弁端は波打ち、所々切れ込みが入る。中輪〜大輪。3月春咲き。 |
【葉】 |
特殊な葉で、鋸歯鋭く二重鋸歯にもなる桜葉状。縁は波打ち、表面は主脈に沿って盛り上がる。楕円形、中型。 |
【樹】 |
やや横張り性、弱い。 |
【来歴】 |
1977年、エレガンス系‘Elegans Splendor(エレガンス・スプレンダー)’の白地になった枝変りを選抜。カリフォルニアのヌッチオ農園の作出。 |
【備考】 |
日本で有名な三大エレガンス系品種の一つで、それらの中では一番後にできた品種。もう一つの‘Elegans Splendor’の枝変りで、‘Elegans Splendor’が淡い桃地に白覆輪なのに対して、本種‘Elegans Champagne’は淡い桃色が入らない白一色。花形は‘Elegans Splendor’と同じだが、旗弁が不完全で葯が出やすいのが、欠点と言えば欠点だし、良い点は花粉親として使える。旗弁のクリーム色はこの葯・花糸のなごり。‘Kona’や‘Maui’が緑色を帯びるのに対し本種はクリーム系。本当にエレガンス系品種は不思議である。 |
【参考】 |
Stirling Macoboy, The Illustrated Encyclopedia of Camellia 1998 |
2003.11.09.追記-2002.07.14.記